🇯🇵 阿部麗也
プロフィール
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阿部麗也は1993年3月25日生まれ、福島県耶麻郡出身のプロボクサーで、KG大和ボクシングジムに所属しています。中学時代はバスケットボール部に所属し、特設陸上部で砲丸投げにも取り組んでいました。福島県立会津工業高校でボクシング部に入部しましたが、高校時代の戦績は7勝8敗で、インターハイや国体、選抜への出場を果たしたものの、全国大会では1勝しか挙げられませんでした。高校卒業後はプレス工業の自動車部品製造工場に勤務し、フィットネス会員としてKG大和ジムに入門したところ、片渕剛太会長の目に留まりプロ入りを目指すことになりました。
2013年6月2日、茅ヶ崎市総合体育館で広川哲矢を相手にプロデビュー戦を行い、判定勝ちで白星デビューを飾りました。しかし次戦では小林光希に判定負けを喫し、プロ初黒星を経験しています。2014年には東日本フェザー級新人王として西軍代表の殿本恭平と対戦し、判定勝ちで全日本新人王を獲得しました。その後も後楽園ホールを中心に着実に実績を重ね、2017年にはスーパーフェザー級10回戦で細野悟に負傷判定勝ちを収めるなど、階級を超えた試合にも対応する力を示しています。
戦績の特徴としては、日本タイトルへの挑戦を重ねながら、幾度もの苦しい経験を乗り越えてきた点が挙げられます。2019年には日本フェザー級王者源大輝との対戦で引き分けに終わり、続く王座決定戦でも佐川遼に判定負けを喫し、二度にわたり日本王座獲得に失敗しました。この時期、阿部はサラリーマンとボクサーを両立する生活の中で結果を出せないことに悩み、会社を辞めてボクシングに専念する決意を固めましたが、父親からの言葉によって思い留まり、仕事を続けながら一層練習に打ち込むようになりました。この経験を経て2020年に再起を果たし、2022年には丸田陽七太との日本フェザー級タイトルマッチ及びWBOアジア太平洋同級王座決定戦で判定勝ちを収め、両王座を同時に獲得しました。これはKG大和ジム創設15年目にして初のチャンピオン誕生という快挙でもありました。同年末には前田稔輝との防衛戦にも勝利し、両王座の初防衛に成功しています。
エピソードとしては、日本タイトルを返上した後、2023年にIBF世界フェザー級2位のキコ・マルチネスと世界挑戦者決定戦を行い、判定勝ちで王者ルイス・アルベルト・ロペスへの挑戦権を獲得したことが大きな転機となりました。2024年にニューヨーク州で行われた世界タイトルマッチでは、2回に左フックを受けて右目下が大きく腫れ上がり、ドクターチェックを経てレフェリーストップによるTKO負けとなり、世界王座獲得はかないませんでした。しかし同年10月には川本響生との10回戦で判定勝ちを収め再起を果たし、2025年には日本ランキングに復帰、さらに大久祐哉との王座決定戦に勝利して日本フェザー級王座に返り咲きました。同年10月には殿本恭平との約11年ぶりの再戦となる防衛戦にも勝利し、初防衛を成功させています。
阿部麗也は2022年のプロボクシング年間表彰において努力・敢闘賞を受賞するなど、その努力と競技への姿勢が評価されています。現在は2度目の世界王座挑戦を見据え、日本フェザー級王座を返上した上で新たな挑戦に臨んでおり、2026年には東京ドームで行われた興行の前座で下町俊貴と対戦しました。度重なる挫折を乗り越えながら日本王座の獲得と防衛、そして世界タイトルへの挑戦を続けてきた阿部の歩みは、KG大和ジムの歴史とともに歩み続けています。
戦歴・関連試合
| 結果 | 試合 | 階級 | 決着 | 開催日 |
|---|---|---|---|---|
| LOSS | 阿部麗也 vs 下町俊貴 | フェザー級 | MD判定(10R) | 2026年5月2日(土) |