🇯🇵 森脇唯人
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森脇唯人選手は1996年8月8日生まれ、東京都足立区出身のプロボクサーです。足立区立江北小学校・江北中学校(現:江北桜中学校)を卒業し、小学5年から中学3年までは極真空手に打ち込んでいました。長身ゆえに顔面打撃の反則を犯しやすかったという特徴が、私立駿台学園高等学校定時制で始めたボクシングでは逆に強みとなり、高校3年時の2014年には平成26年度インターハイのミドル級で3位に入賞しています。
法政大学法学部進学後は競技力を大きく伸ばし、2017年から全日本ボクシング選手権大会で3連覇を達成しました。大学3年時の2018年にはロシア国際トーナメントで銅メダルを獲得し、ジャカルタで開催されたアジア大会にも出場しています。大学卒業後の2019年には自衛隊に入隊し、自衛隊体育学校でスポーツに専念する体育特殊技能者として活動を続けました。2020年3月には東京オリンピックのボクシング競技男子ミドル級代表に選出され、1年延期を経て実施された本大会では2回戦でウクライナの選手に判定で敗れています。同年11月の全日本選手権ではミドル級4連覇を達成し、その後は2024年パリオリンピックでのミドル級廃止情報を受けてライトヘビー級へ転向、転向後初出場となった2022年の全日本選手権でも優勝し5連覇を成し遂げました。しかし2023年の全日本選手権決勝で若谷豪に敗れて連覇が途切れ、パリ五輪世界予選代表選考も兼ねていたためオリンピック出場は叶いませんでした。2024年3月には自衛隊を退職し、アマチュア通算成績は118戦92勝26敗で幕を閉じています。
プロ入り後の戦績も特徴的です。2024年8月にアメリカを拠点にプロ転向を表明したものの契約がまとまらず、高校時代から通っていたワールドスポーツジムでの再出発を決断しました。2025年5月にはA級プロテストに合格し、村田諒太、坪井智也、堤麗斗に続く史上4人目という快挙を達成しています。同年6月のプロデビュー戦では韓国ミドル級王者ベク・ハソを8回戦の判定で下し、白星でキャリアをスタートさせました。これはA級プロテスト合格者がA級8回戦でデビューを飾った坪井智也に次ぐ2人目の事例です。同年12月にはわずかプロ2戦目でOPBF東洋太平洋・WBOアジア太平洋スーパーミドル級王座統一戦に挑みましたが、偶然のバッティングによる負傷判定引き分けとなり、最短記録更新はなりませんでした。しかし2026年5月のリマッチで判定勝ちを収め、プロ3戦目での両王座獲得を実現しています。
森脇選手の評価を語るうえで欠かせないのが、そのアマチュア時代の実績の厚みです。全日本選手権5回優勝という国内トップクラスの成績を残しながら、オリンピックにも出場した経歴は、プロ入り後もA級プロテスト一発合格という形で裏付けられました。また地元足立区への愛着が非常に強く、自衛隊在籍中も寮ではなく実家から通勤していたというエピソードは、その人柄をよく表しています。
現在、森脇選手はOPBF東洋太平洋スーパーミドル級とWBOアジア太平洋スーパーミドル級の両王座を保持するチャンピオンとして活動しています。プロ戦績は3戦2勝1分と無敗を維持しており、2026年10月にはソウルで元王者・尹徳魯との初防衛戦に臨む予定です。アマチュア時代に培った実績と実力を武器に、プロボクサーとしてもタイトル戦線の中心に立つ存在として今後の活躍が注目されています。
戦歴・関連試合
| 結果 | 試合 | 階級 | 決着 | 開催日 |
|---|---|---|---|---|
| WIN | ユン・ドクノ vs 森脇唯人 | S.ミドル級 | 2-1判定(10R) | 2026年5月2日(土) |